新たに障害者を雇用する上で、最大のネックは「担当してもらう仕事がない」という企業は少なくありません。
担当してもらう仕事がないという企業において、仕事を切り出す上での考え方が非常に重要になってきます。
ポイントとしては、職種や業務単位で考えず、作業ベースの単位で仕事を切り出すことが重要です。
外注に出している仕事、派遣社員が担当している仕事の一部や全部など、障害者が行えるかどうかを検討してはいかがでしょうか。
社員が行っている仕事の中にも、障害者の仕事として切り出せる可能性は十分あります。
量が多いため社員が時間外に行わなくてはならなくなっている仕事や、専門的な知識を必要とはしなくても、正社員がやっている仕事なども可能性があります。
一部署で作業量が確保できない場合は、複数の部署の仕事を切り出してくることによって量を確保できる場合もあります。
仕事を切り出す上で調査する項目としては、「部署名」「担当者名」「業務名」「業務内容」「業務見込み時間」「業務発生頻度」など挙げられます。
調査後、障害者の採用計画に合わせて、業務移行スケジュールも他部署と共有していくことも大事です。
また、業務フローやマニュアルなどがあると長い視点で幅が広がっていきますので、作成しておくことをお勧めしています。