お知らせ

【事例紹介】グループとして推進する社会貢献事業や社内エンゲージメント&ノーマライゼーションの向上に農園が大きく貢献

ハッピーストーリー

株式会社アイ・エス・ビー
農場長 大曽根美奈子 様
農園スタッフ 井尻学 様

株式会社テイクス
管理本部 管理部 部長 百川知範 様
農場長 深澤勉 様
農園スタッフ 佐藤健生 様

ノックスデータ株式会社
管理本部 採用部 部長 長潤治 様
農場長 恒吉健 様(株式会社アイ・エス・ビー)
農園スタッフ 様

「モビリティサービス」、「官公庁や企業の業務システム」 など、幅広い分野への統合ソリューションを提供しているアイ・エス・ビーグループ。2020年に創業50周年を迎え、次の半世紀へ向け新たな一歩をスタートさせています。新時代の重要なテーマのひとつが 「サステナビリティ経営」 。これまでの半世紀以上に社会的貢献を重視し、SDGsの積極的な推進を展開しています。その代表事例のひとつが農園運営で、現在 「わーくはぴねす農園さいたま川越」及び、「わーくはぴねす農園柏第3」で3チーム、計9名の障がいのある方を雇用しています。今回は、農園スタッフや農場長の皆さんのやりがいに満ちた声を通じて、グループ全体で歩調を揃え 「サステナビリティ経営」 に取り組み、着実に成果をあげているアイ・エス・ビーグループの今をお伝えします。

農園スタッフの今

「仲間たちと妻に支えられた素晴らしい農園ライフ」株式会社アイ・エス・ビー 井尻様

今年還暦を迎えましたが、このような素晴らしい職場を得られて感謝の気持ちでいっぱいです。入園 し約2年が経過しましたが、環境にもすっかり慣れました。農園は常に和気あいあいとした雰囲気に溢れていて、仲間たちとは、時に楽しく、時に真面目に、日々を過ごしています。それぞれ得意な作業のノウハウなどを互いに教え合いながら、大曽根農場長を中心に良いチームとして構成されていると感じています。私は、ホウレンソウ、キャベツ、ブロッコリーの栽培が得意ですので、仲間たちへのアドバイスを惜しみません。

収穫した野菜は、子ども食堂にも配布しているのですが、子どもたちから寄せられる 「おいしかったです」 といったメッセージは本当に嬉しいですね。仲間たちと一緒にやりがいを感じる瞬間です。また自宅にもよく持ち帰り、妻と一緒においしく頂いています。妻とは高校の同級生で、長年私の心の支えとなってくれています。農園の手厚いサポート体制や仲間たちとの友情のみならず、妻のサポートが私の農園ライフを支えてくれています。

「いつか母を旅行に連れて行く日を夢見て」株式会社テイクス 佐藤様

入社2年目を迎えた19歳です。特別支援学校時代に農業の授業を経験していたので、農園での仕事にはスムーズになじめました。野菜の収穫が大好きで、この上ない達成感を感じられます。私の趣味はマラソンで、週末のランニングを欠かしませんが、自分との戦いに打ち克って走りきった瞬間の爽快感と、収穫の達成感は似ていると感じています。農園は私にとって、働きながら心のリフレッシュができる場です。

特にナス、ピーマン、ミニトマト、ダイコン、サツマイモなどが得意な野菜ですが、本社での配布後に農園に届く 「ありがとう」、「おいしかったです」 といったメッセージの数々に、農園スタッフのモチベーションは大いに盛り上がります。最近は、実際に作った料理の写真を送ってくださる方も増えてきて、全員がその到着を楽しみにしています。

自宅では母と一緒に野菜料理作りに励んでいます。最近のヒット作は 「野菜スープ」 です。新鮮な農園の野菜ならではの、味わいある自信の一品が完成しました。また、料理中に母と交わす会話は、私のやる気の元となっています。 「一人 前になれて良かったね」 。そんな母の言葉を耳にする度に、「もっと上手になろう」、「もっと一生懸命働こう」 という気持ちを新たにしています。いつか、自分が働いて得た給料で、母を旅行に連れて行ける日を夢見ています。

「今の環境への感謝を忘れず少しずつ進歩したい」ノックスデータ株式会社 スタッフ様

とにかく農園の伸び伸びとした雰囲気や環境は、本当にありがたいですね。同僚や農園のスタッフさんとの明るく活発なコミュニケーションに支えられて、ストレスフリーで仕事に打ち込む毎日です。私は、現在54歳ですが、スタッフメンバーも51歳、41歳とおじさん同士の気の置けないスタッフ構成だった事も幸いしました。

やはり収穫は格別の歓びです。先日はキャベツをご近所様へ、おすそ分けしたところ、お返しにそのキャベツをたっぷり使ったお好み焼きをご馳走になりました。自分で育てた野菜が食べた方の幸せに貢献していることを考えると、心が 「アチーブメント」(達成感)で満たされます!

順調な農園生活ですが、もちろん課題もあります。同年代の仲間同士がスクラムを組み、今の生活に感謝しながら少しずつでも進歩していきたいですね。皆で一緒にレベルアップを果たし、今まで以上に恒吉農場長をフォローできれば幸せです。

農場長からスタッフたちへ

「全員一緒に大笑いができる楽しい職場に」株式会社アイ・エス・ビー 農場長 大曽根様

開園してからまだ2年ですが、気付いたらもう2年が経過していた印象です。特に開園当初は、続出する課題に忙殺され、なかなか農園全体を俯瞰する視点を持つ余裕がありませんでした。あの頃の記憶もそろそろ懐かしい思い出になりつつあります。今では、何よりスタッフ3人の人間関係が良好で、明るく楽しく仕事に向き合っています。作業中も笑顔が絶えず、質量ともに仕事のレベルアップの原動力になっていると感じています。元気を貰える活気あふれる雰囲気とスタッフの育成こそ、農園が成功するための最大の要素なのだと感じています。今日も楽しかったと思える農園活動を全員で一緒に作っていきたいと感じています。

「チャレンジ精神が育む農園とスタッフの明日」株式会社テイクス 農場長 深澤様

私自身、農業は初めての経験でした。 「育てる楽しさ」、「助け合いが必要」 そんなイメージに魅力を感じ、古希目前に挑戦した農園ライフでしたが、スタッフたちの楽しく働く姿に元気を貰いながらここまでやって来られました。農業経験を持つ佐藤君には多くのことを教えてもらいました! しかし、開園当初はチームメンバーも慣れていなかったので、スケジュール管理には特に苦労しました。そこで農園 「10のルール」 を設け、社会的規範の農園導入を図りました。ルールの内容は 「作業中はスマホを使用しない」、「他社スタッフとのコミュニケーションは必ず農場長を通して行う」 など基本的なものでしたが、この1年でスタッフの社会人としての自覚は明らかに向上しました。当初において苦労しました消極的な姿勢も改善され、チャレンジ精神を発揮する場面も増えてきました。最近は、スタッフの方から新しい栽培品目を提案するなど、農園のレベルが明確に1ランクアップしたと嬉しく感じる毎日です。

「チームワークの大切さを全員が理解」株式会社アイ・エス・ビー 農場長 恒吉様

当初は、コミュニケーションも少なく心配もありましたが、今ではすっかり打ち解け農園全体が良い雰囲気に包まれています。毎日顔を合わせるうちに、お互いのキャラクターを理解してきたのでしょう。唯一中途入社となるメンバーで最年長者でもあり、なじめるか心配しましたが、むしろ、大人の振る舞いでリーダーシップを発揮してくれて大変頼りになっています 。最近、各自のパーソナリティが明らかに進化したと感じています。さらに、作業指示に基づき的確な対応が見られるようになりました。全員がチームワークの大切さを学びました。結果として、農園での作業が大変丁寧になり、野菜の品質向上へと結びついています。プッチーニ(西洋カボチャ)など技術的に難しい野菜への挑戦も始まり、農園全体が活気に満ち溢れています。このまま順調に伸びてほしいと、心から願っています。

本社スタッフも農園を応援!

「サステナブル経営の基本を農園から発信」株式会社テイクス 百川様

優秀な農場長に恵まれ、農園の運営は順調です。シニア世代の農場長は、和の精神でスタッフをまとめ上げ、やる気や前向きの姿勢を見事に引き出してくれています。深澤農場長は、農業未経験者でしたが、心配は無用でした。農場長に必要とされる能力は農業力ではなく人間力なのだと、人生のベテランに感謝する毎日です。また同時に、農場長をご紹介いただいたエスプールプラス社の充実したサポート体制に感謝しています。

現在、収穫物は主に社内配布で消費されていますが、今後はより積極的に活用したいですね。社内イベントでの利用をはじめ、TABLE FOR TWOを通じた社会参加など、農園を社内外に、弊社が標榜する「サステナブル経営」の良きアイコン的存在に育てていければ。そのために今春、役員見学会、新入社員研修を農園で実施しました。収穫から袋詰めをスタッフに教えてもらい四苦八苦しましたが、「団結力が生まれました」、「このような取り組みを大切にする会社に入れて嬉しい」 の感想など、ノーマライゼーション、エンゲージメントの向上について明らかな効果が見られました。また、本社との交流が農園スタッフのやる気を奮い立たせているのは言うまでもありません。

今後も農園の存在を核にした社業への貢献を、本社と農園のスタッフが手を携えて推進してまいります。

「スタッフの定着支援を通じてもっとレベルアップ!」ノックスデータ株式会社 長様

当初、障がいのある方を農園に迎え、法定雇用率を達成する考え方は議論を呼びました。本業でのエンジニア採用も試みたのですが、業務に必要とされる特性と障がいのある方の個性の合致は難しく、定着は困難でした。しかしプライム上場企業グループとしてCSRの観点からも、法定数字の遵守は喫緊の使命です。本業の利益には直接には結びつきませんが、これからの企業に必要とされるSDGs事業の一翼を担うことで、農園は会社に十分貢献できるのではないか。こうした考えのもと、2021年1月開園に至りました。

現在の農園の運営については、スタッフは穏やかで健全に行われています。しかしながら、往々にして農園作業は単調となり、スタッフの気の緩みを防ぐためにも、やる気を起こさせる提案を常に心掛けています。例えば、新しい野菜の栽培に挑戦するなど、農場長と緊密なコミュニケーションを取りながら、スタッフの好奇心を刺激するような運営を心掛けています。

会社の社会貢献事業の一環として農園の存在を社内外に、より一層アピールする重要性を認識しています。そのためにも、農園スタッフの定着、支援を通じた全体のレベルアップは必須と思っています。スタッフは、日々はつらつと働いていますが、もちろん体調がすぐれない場合もあります。精神的に落ち込みやすい傾向にもあります。しかしながら、真面目さや仕事に取り組む姿勢は健常者と変わりません。本人たちの意欲をいかに引き出し、モチベーションを上げ定着率の向上に結び付けていくか。開園から1年半が経過し、ある程度落ち着きを見せている弊社の農園が挑む次のステップだと考えています。

2022年6月17日、23日インタビュー
本文中の企業名、役職、数値情報等は、インタービュー当時のものです。

本記事に出てくる株式会社アイ・エス・ビーのストーリーはこちら

求人サイトバナー(PC) 求人サイトバナー(SP)